ソフトバンク(株)(9434)のIPOの妥当株価がひどすぎる・・・。
Twitterの記事を見て
日経CNBCのニュースの情報ですが、株式公開当日付近に情報展開したのでは顧客の投資判断には到底間に合いません。
証券会社は、ソフトバンク(株)(9434)の株価の価値が1500円に到底満たないことをあらかじめ知っていて顧客に販売していたのでしょうか・・・。
親会社のSOTP分析から抜粋算出した妥当株価 (各社とも現在はレーティング停止)
証券会社 | 妥当株価? | 算出根拠 |
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A証券会社 | 885円 | EV/EBITDA6.0倍 |
B証券 | 648円 | ヤフー部門とアリババ保有分以外の株式価値5.1兆円 - スプリント保有分 |
C証券 | 760円 | EV/EBITDA5.5倍 |
D証券 | 885円 | EV/EBITDA6.0倍 |
E証券 | 1228円 | ドコモとKDDIの過去5年平均PER(-1σ)の中間値14倍 |
ちなみに、公開価格は1500円・・・。
- EV/EBITDA : (企業価値)/(利払い・税引き・償却前利益)倍率
- EV/EBITDA倍率とは、EV(Enterprise Value:企業価値)がEBITDAの何倍とされているかを表わす指標であり、世界的な株価比較の尺度として広く使われています。
あとがき
本件によって、自分でよく調べて投資判断を行う重要性を再認識しました。
ちなみに、私はこのIPOを買いませんでした。理由は、配当性指向が85%とあまりにも高すぎるからです。
配当利回りや配当性指向などよい面ばかり情報が展開されていたと思います。
これでは、会社と証券会社が、個人投資家相手に高値で売り抜けようとしているのではないかと思います。