nprogramの投資日記

自分が投資で学んだことや投資の話題を報告できたらと思っております。

確定申告まとめ

確定申告について記載したいと思います

上場株式の配当金について確定申告する場合は、総合課税と申告分離課税のどちらかを選択します。

上場株式等に係る配当所得等は上記の通り、所得税は課税所得金額が900万円までは総合課税により申告をした方が、税金の負担が少なくなります。 一方、住民税は総合課税による申告をすると税金の負担が大きくなります。

所得税と住民税で、異なる申告方法を選択できますが、別途住民税の申告が必要です。 具体的には住民税の納税通知書送達日(おおむね6月上旬)までに、所得税の確定申告書とは別に、住民税の申告書を市町村に提出します。

課税所得とは

総所得金額とは各種所得の合計額です。給与所得以外も含まれるので、注意してください。

  • 事業所得
  • 不動産所得
  • 利子所得
  • 配当所得
  • 給与所得
  • 雑所得
  • 一時所得の1/2の金額
  • 総合課税の短期譲渡所得
  • 総合課税の長期譲渡所得の1/2の金額

総合課税のメリット・デメリット

  • 配当控除を受けられる
  • ただし、総合課税を選択すると、上場株式等の譲渡損失との損益通算の適用は受けられない

申告分離課税のメリット・デメリット

  • 上場株式等の譲渡損失との損益通算や繰越控除の適用を受けられる
  • 配当控除の適用は受けられない

所得税の税率

課税所得金額 総合課税の税率 配当控除 正味税率 源泉徴収税率 申告種別
195万円以下 5% 10% 0% 15% 総合課税が有利
195万円超~330万円以下 10% 10% 0% 15% 総合課税が有利
330万円超~695万円以下 20% 10% 10% 15% 総合課税が有利
695万円超~900万円以下 23% 10% 13% 15% 総合課税が有利
900万円超~1,000万円以下 33% 10% 23% 15% 申告分離課税が有利
1,000万円超~1,800万円以下 33% 5% 28% 15% 申告分離課税が有利
1,800万円超~4,000万円以下 40% 5% 35% 15% 申告分離課税が有利
4,000万円超 45% 5% 40% 15% 申告分離課税が有利

住民税の税率

課税所得金額 累進税率 配当控除 正味税率 源泉徴収税率
1,000万円以下 10% 2.80% 7.20% 5%
1,000万円超 10% 1.40% 8.60% 5%

e-Taxについて

確定申告する場合は、e-Taxが便利です。 e-Taxを行うには、利用者識別番号と暗証番号が必要です。取得には1週間以上かかりますので、確定申告でe-Taxを利用する場合は早めに申請してください。

  • 利用者識別番号 : e-Taxをご利用いただくために必要な半角16桁の番号
  • 暗証番号 : 利用者識別番号を取得又は更新した際に登録した半角英数字8文字以上50文字以内のもの

住民税と所得税で課税方式を分けましょう

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO45987870S9A610C1NZKP00/

参考サイト