私の株取引失敗談1 (経営統合による株価予測が困難な状況下による株購入判断)
私がこれまで株を購入した中で、失敗した経験を報告できればと思っております。
まずは、自分の投資歴の中で、一番印象に残っている角川株購入の失敗の話です。
私が角川の株を購入したのは、2014年の秋、株価2200円くらいのときです。このときは、思い切って、大量に購入しました。
大量に購入した理由は、株主優待・配当が欲しかっただけではありません。角川株は、この前に3000円以上値を付けており、この後、株価が再び3000円台に戻れば、大きな利益が得られると考えたためです。
今振り返ると、株購入時のタイミングは、チャートは下落トレンドの真っ最中であり、この後、会社が経営統合するというイベントもあったたため、株価の値動きの予想が難しく、
非常にリスクが大きい購入タイミングであったと思います。
角川は、この年に、ドワンゴと経営統合します。
実は、購入時、角川が、ドワンゴと経営統合することを全く知りませんでした。よく企業情報を調べていなかったためです。
実際に、経営統合前後のチャートを見てください。会社経営統合後も、株価が大きく下落していることがわかります。
<角川・ドワンゴ経営統合前の角川のチャート>
<角川・ドワンゴ経営統合後のKADOKAWAのチャート>
私は、この株価暴落時、損切をすることができませんでした。
自分の投資判断のミスを認めたくなかったのと、また株価が戻るのではという、根拠のない楽観的な予測をしたためです。
この後、株価は2000円付近まで戻します。このとき、損切していれば、傷は浅かったのですが、損切できませんでした。
2200円まで戻したら、売ろうと考えていたためと、損失を確定することを恐れたためです。
この後、株価は下落していきます。
結局、株価の下落に耐え切れずに、2015年4月付近で、株主優待の権利を得られる100株を残して、株価1700円で損切しました。このときの、含み損は、100万円程度です。
(ここで、損切しておいて、本当に良かった。)
今でも、損切することには、大きな心理的抵抗があります。そのため、以下の投資ルールを作りました。
(1) 購入時に、株が暴落した場合、損切するのか、しないのか、あらかじめ決めておく。
(2) 損切する場合には、いくらまで下落したら、損切するのか決める。
あらかじめ、ルールを決めておければ、株暴落時にも、冷静な判断力を保ちやすいでしょう。
<得られた教訓>
株主優待・配当が欲しいからと、特に企業の情報を調べもせずに、株を購入してはならない
損切することは、心理的に大きな抵抗がある。よって、以下の対応策を実施する
株購入前に、株購入後、大きく下落した場合、購入した株を損切するのか、しないのか。損切する場合は、どの価格まで下落したら損切するのか、購入前に決めておくこと。
上記のチャートは、以下のサイトの情報を使用させていただきました。
株のブログランキングに参加しています。