私の株取引失敗談3 (REIT銘柄の購入時期判断ミス)
はじめに
株投資の失敗談として、よい題材が最近あったので、展開します。
REIT銘柄の購入時期判断ミスについての話です。
REITの魅力は、なんといっても、分配金利回りが高いことです。(本銘柄は年間利回りが4%を超えていますが、REITはどれも年間利回りがよい銘柄ばかりです)
ここで、三菱地所物流REIT (3481)は、2月と8月に、分配金を取得する権利日があります。 (2018年現在)
私は、分配金利回り目的で、
分配金を取得できる権利を得られる最終日(8月25日)260000円で、三菱地所物流REIT (3481)を購入しました。
この辺のチャートを見ると、下落トレンドの最中ですが、分配金利回りが高いためと、購入を決断しました。
私は、なぜ高い分配金が出るにもかかわらず、本銘柄の株価が下落傾向にあるのか、不思議に思いませんでした。
このREIT銘柄は、この後、下落し続けますが、これには、理由があります。
実は、このREIT銘柄は、9月頭に公募増資を予定していたのです。
増資すると、一般的には、株価は下落する傾向にあります。
上記の増資の情報を知っていれば、分配金を取得する権利を獲得した後も、保持し続けるのはリスクがあると判断して、素早く損切りも可能だったと思います。
しかし、私は、増資する情報を知らずに、購入していました。そのため、なぜ、この銘柄が極端に下落し続けるのか、原因がわかりませんでした。
(なぜ、価格下落が発生しているか、調査すべきでしたし、その原因が調査しても不明であれば、損切を実施すべきでした。)
結局、245000円くらいで損切りすることを決断しました。 (分配金の利益の数倍の損失を出している)
2018年4月から、2018年9月13日までのチャートです。
反省点
投資銘柄を調べすに、購入を決断するのは、行ってはいけません。
少なくとも、IR情報はすべて確認すべきです。
そういえば、昔、カドカワでも同じようなミスをしていたと思います。
回避が難しいリスク(天災)などは仕方ないですが、回避可能なリスクは回避しなければなりません。
補足
REITとは
REIT(リート)とは、投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品で、一般的に「不動産投資信託」とよばれています。
分配金とは
分配金とは、投資信託の収益から投資家に還元するお金のことで、決算時に支払われるのが一般的です。 ただし、運用成果や今後の運用戦略を考慮したうえで運用会社が決めるため、決算期ごとに毎回支払われるとは限らず、金額も決まっていません。 分配金の支払い原資は投資信託の資産ですので、分配金を支払うと資産は減ることになります。 このため、分配金を支払うことで、その分だけ基準価額が下がることになります。
公募増資(PO)とは
「一般の投資家」に対して市場を通じて新株発行を行います。 その時の株価よりも数%~数十%ディスカウントされた株価で発行されます。